作成日:2020/10/08
スタッフの不満への初期対応
スタッフを雇用していると、
聞きたくない様なことを耳にする
機会もあると思います。
「うちの会社は給与が低い!」
「人間関係が良くない!」
「仕事がおもしろくない!」
など、その種類は実に豊富です。
しかし、多くの労務トラブルは、
こうした不満の声自体ではなく、
“不満に対しての会社の対応”
をきっかけに起こります。
例えば、
・放っておけばその内おさまるだろうと
長期間放置している
・雇われの身分で勝手なことを言うなと
スタッフを強制的に丸め込もうとする
などが代表例です。
他にも、
“経営者の不用意な一言”
で不満が爆発するケースもあります。
これは、
「うちの会社は毎日残業が多い!」
というスタッフからの不満に対して、
「お前達の仕事が遅いから残業になるんだろ!」
という様な言葉で返すケースですが、
不満爆発の可能性が非常に高くなります。
もちろん、実際に仕事が遅いのかもしれません。
でも、不満に対する対応としては、
いきなり経営者側の主張をぶつけるのは
避けた方が無難です。
会社に不満を言ってくるスタッフのほとんどが、
既にファイティングポーズをとっています。
まずは、このファイティングポーズを
下ろさせることが先決です。
そして、
ファイティングポーズを下ろさせるためには
「とにかくまず聞く」
ことです。
じっくり聞いたからと言って負けではありません。
正しい正しくないの判断をしたり
経営者側の主張を伝えるのは、
スタッフの主張を聞いてからで遅くはありません。
スタッフの主張を聞いて
・誤解や認識のギャップがないか?
・あるならどこにあるのか?
をしっかり把握しましょう。
その上で対策を練った方がよほど効果的です。
スタッフの声に耳を傾けることで、
さらにその発言の奥底に隠れている
問題の本質が見えてくることもあります。
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