●予防労務(予防人事)とは
予防労務とは 「 労務トラブルが起きないように予防する 」 という考え方です。
●予防労務の目的
予防労務の目的は、労務トラブルが起きてから対応するのではなく、労務トラブルが起きにくい職場づくりを推進して快適な職場環境を維持することです。
●予防労務の重要性・必要性
昨今、個々人の価値観の多様化が進み、意思のすれ違いが増加しやすい状況になっています。組織内での意思のすれ違いは、個人・チーム・組織の結果にも大きな影響を与え、じわじわと社内統制の限界や社会発展の抑制をもたらします。
また、一度社内で労務トラブルが発生すると、周囲が抱く不信感は急激に高まり、一度高まった不信感を払拭するのは非常に困難であるため、労務トラブルが発生してからの事後対応では遅いのです。
●予防労務の3つの領域
■一次予防:環境向上
理念、業務、処遇、働きやすさ(特に人間関係)など、快適な環境を維持するためのポイントや正しい知識を得て環境向上のための実践を継続する
■二次予防:早期発見・早期対応
定期確認・検査などにより労務トラブルやトラブルの種を早期発見し、適切な対応で重大化を防ぐことで、経営者の負担、事業の損失、従業員や周囲への影響を軽減する
■三次予防:悪化/再発防止・早期復帰
職場環境の再建アドバイスなどにより、既に発生した労務トラブルの悪化や再発を防いだり、通常業務開始の早期化などを目指す
●予防労務実践のポイント
予防労務の実践において大切なのはまず、人事労務に対する 『 事後対応から予防への意識改革 』 を図ることです。
そして、 『 個々の違いを恐れ排除するのではなく、個々の違いを知り・認め・活かす 』 機会と風土をつくることです。
予防労務の実践は、経営者と従業員、双方にとっての働くことを通じた人生の質の向上はもちろん、社会全体の発展や活性化にもつながっていきます。
今からでも遅くはありません。
みなさんも職場のトラブルを起きないようにする予防労務を始めていきませんか?
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