人件費や法定福利費をざっくりと計算・試算する方法とコツ
人件費や法定福利費をざっくりと計算・試算する方法とコツ

●人件費とは

人件費とは、主に「労働の対価として支払われる給料や手当など」のことを指します。

もう少し広く考えると、会社の「人」に関係してくるお金は、役員報酬、給与・賞与、退職金から採用費、教育費など、様々なものがあります。


●法定福利費について

とりわけ、「いくらかかるのか計算できない…」という声が多いのが法定福利費です。

そもそも、法定福利費とは、福利厚生費のうち法律により拠出が使用者に義務づけられている、健康保険、介護保険、子ども・子育て支援金、厚生年金保険、子ども・子育て拠出金、雇用保険、労災保険の事業主負担分を言います。

この計算が少し複雑なのですが、ざっくりとだけでも把握しておくことをおすすめします。


ざっくりと計算する際のコツは、保険料の率です。

ーーーーーーーーーーー

【参考:2026年4月現在】
★大阪、一般の事業、その他の各種事業の場合

・健康保険料率
      :10.13%(事業主負担 5.065%)

・介護保険料率
      :  1.62%(事業主負担 0.81%)

・子ども・子育て支援金
      :  0.23%(事業主負担 0.115%)

・厚生年金保険料率
      :18.30%(事業主負担 9.15%)

・子ども・子育て拠出金
      :  0.36%(事業主負担 0.36%)

・雇用保険料率
      :  1.35%(事業主負担 0.85%)

・労災保険料率
      :  0.3%(事業主負担 0.3%)


■事業主負担合計
5.065+0.81+0.115+9.15+0.36+0.85+0.3=16.65%

ーーーーーーーーーーー

仮に、年収300万円の正社員を1人雇用した場合でざっくり試算すると、

300万 × 16.65% ≒ 499,500円

の法定福利費が1年間で必要になります。


●計算時の注意点

人件費や法定福利費を計算する際には、以下の2点に注意してください。

@自社の保険料率を正しく把握すること
(都道府県、業種、時期により保険料率が異なるため)

A各保険ごとの加入者を正しく把握すること
(社員が加入している保険により掛ける保険料率が異なるため)


●まずはざっくりと

「ざっくりとでは意味がない!」

と思われる方は、ぜひ細かく計算して頂ければと思いますが、

「これまで考えたこともなかった」

「目安だけでも知りたい」

という方は、まずはざっくりとでも計算してみてください。


●人件費計算・試算シートプレゼント

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注)
・計算試算に用いる料率は、下記「最新の各種保険料率」でご確認ください。
・各計算式の意図を理解した上、自己責任でご利用くだい。
・このシートを用いての個別の計算・手続きの結果等については、一切の責任を負いかねます。
・このシートのみに関するご質問は、受け付けておりません。


【ツールの使い方についての解説動画↓↓】




<最新の各種保険料率>
※各行政のページへのリンクです。

◆「健康/介護/厚生年金」保険料率
◆「雇用」保険料率
◆「労災」保険料率



●人件費の"その先"が気になったら

人件費を計算してみると、「思ったより大きいな」と感じることがあります。
 
その感覚の裏には、採用コストや離職の影、経営側と従業員の小さなすれ違いが隠れていることも。
 
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