近年、コロナの影響もあり
働き方改革が急速に進んでいます。
働き方改革が
取り組み方次第では
社員満足向上に寄与する一方、
企業としては
売上を維持・拡大して
いかなければなりません。
そこで、
「いかに社員満足を高めながら
売上アップを実現していくか?」
そのポイントについて
考えていきましょう。
●社員満足と売上アップの関係と課題
社員満足とは、
・企業理念やビジョン
・仕事内容や働きがい
・給与などの処遇や福利厚生
・社内の人間関係や職場環境
などから、
"社員が職場に対して抱いている
総合的な感情"
のことです。
そして、
共感される理念をつくったり、
給与や賞与の額を増やしたり、
新しい福利厚生を導入したり、
することで、
社員満足の向上を図る企業も
少なくないでしょう。
しかし、
企業理念をいちから見直したり、
給与増額や福利厚生導入を実施したり、
していくことは、
多くの時間とお金が必要になります。
こうした現実から、
・社員満足を高める取り組みが
なかなか進まない…
・社員満足向上に取り組むほど
売上アップが遠のくのでは…
と悩む企業も多い様です。
●社員満足と売上アップを両立するポイント
社員満足を高めるということは、
社員の感情に着目していく
必要があります。
そこには、自社の
社員マネジメントの仕組みが
大きく影響してきます。
しかし、
一般的な人事評価制度では、
社員の感情に配慮できていない
ケースがよく見受けられ、
その結果、
評価制度導入企業の多くが、
制度導入後の評価・運用面において
労使関係の問題を抱えてしまいます。
社員のマネジメント面でも
もっと社員の感情の動きを考えて、
―――――――
1.社員の行動意欲の喚起 ←
↓ ↑
2.社員の行動の増加 → 社員満足の向上
↓ ↑
3.企業の売上アップ → → →
―――――――
といった社員満足の向上を
企業の成果への貢献行動に繋げる
仕組みをつくることが大切でしょう。
●経営サイドに必要な戦略意識
そして、
経営サイドとしては
事業存続・発展の責任者として
社員満足の向上をゴールにせず、
"社員満足向上を手段として
売上アップを目指していく"
という戦略意識が欠かせません。
●まとめ
社員満足と売上アップの両立は
ポイントを押さえれば
実現が可能です。
そのポイントとは、
社員の感情を
企業の業績に貢献する行動へと
つなげていくマネジメントの仕組みが
あるかないか
です。
裏を返せば、
上記の様なマネジメントの仕組みが
なかったり、機能していなければ、
社員満足と売上は両立するどころか
両方同時に低下していく
可能性があることにも
注意が必要です。
いずれにしても、
労働力人口の減少が見込まれ
生産性向上の取り組みが急務となった今、
社員満足と売上アップの両立は、
「できるかどうかの前に
目指して動き出すとき!」
なのではないでしょうか。
※一般的な人事評価制度のメリット・デメリットや
人事制度の構築・改訂に関するご相談は
以下の記事で簡単にまとめております。
人事評価制度のメリット・デメリット