「もう説明したのに、動かない」制度は整えた。説明会もやった。文書も配った。それでも、現場の反応がどこか薄い。あるいは、思ったより強く反発された。
こういうとき、説明が足りなかったわけではないことがあります。
ズレには層があります。単に知らされていないのか、情報は届いているけれど違う意味で受け取られているのか、それとも、そもそも言葉になっていない前提が育っているのか。
層が違えば、効く手も変わります。知らされていない段階なら資料が効きますが、意味がずれている段階に資料を足しても、あまり動きません。足りないのは情報量ではなく、趣旨だからです。打ち手が空振りするときは、たいてい層を読み違えています。
この見方を、私は労使間ギャップ®と呼んでいます。
▶ 考え方について詳しく書いた記事はこちら(約10分)
こんなときに
- 見直しを切り出したら、思ったより空気が固くなった。
- 制度はあるのに、運用されていない。
- 説明を重ねているのに、伝わっている感じがしない。
- 何が問題かは分かるけれど、どこから手をつけるべきか決められない。
どれも、放っておくと静かに深くなります。
——このあたりに心当たりがあれば、たぶん役に立ちます。
当日やること気になっている出来事を、一つだけ選びます。制度名ではなく、具体的な出来事のほうが進みます。
その出来事について、経営者側と従業員側、それぞれが何をどう受け取っているかを、三つの層に分けて整理していきます。ここで使うのは、私が顧問先で日常的に使っている一枚のシートです。
途中で、必ず手が止まります。自分の側は書けても、相手の側が推測でしか書けなくなる。
その推測が推測だと分かること自体が、この60分の成果です。埋まらなかった場所が、いまのギャップだからです。
最後に、その層に何が効くのかを整理して、次に打つ一手を決めます。
お持ち帰りいただくものいま起きているズレが、三つの層のどこにあるのか。その層に、何が効いて何が効かないのか。そして、次にやる一つの行動。
やることが増えるのではなく、減ることのほうが多いと思います。効かない打ち手が特定できるので。
単発で完結します継続を前提にしていません。60分で終わりです。
ただ、この60分でやることは、私が顧問先で日常的にやっていることと同じです。関わり方が合うかどうかを確かめる場、と思っていただくのが正確かもしれません。合わないと感じられたら、それも収穫だと思います。
なお、手続きを正確に速く進めたい、というご相談であれば、私よりも適した事務所があります。そういうときは、率直にそうお伝えします。
概要60分/オンライン/27,500円(税込)/月3件まで
※日程はお申し込み後、メールで調整します
(○曜日の◯時〜など/候補を2〜3ついただけると早いです)
お申し込みいま気になっている出来事を、一行でお書きください。この一行が、当日の出発点になります。