作成日:2020/10/09
スタッフの不満の予防
スタッフの職場に対する不満は、
“完璧に対応する”
よりも
“そもそも発生させない”
にこしたことはありません。
では、スタッフの職場に対する不満を
そもそも発生させないということは、
可能でしょうか?
もちろん予想だにしない不満は起こり得ます。
しかし、
「予想できる不満は予防できる」
可能性があるのではないでしょうか。
予想できる不満とは、例えば、
・給与が低い
・休みが少ない
・残業が多い
といった不満です。
こうした不満の多くは、スタッフの、
「聞いていたことと違うじゃないか!」
という思いから端を発しています。
注意すべきは、
スタッフが聞いていたこと
≒経営者(又は担当者)が話したこと
である可能性が高いということです。
採用面接や定期面談の時に、
「うちは毎年の様に給与が上がっていくよ」
「同業他社に比べて休みが多いよ」
「残業はあっても月3時間位かな」
などと話した経験はないでしょうか?
もちろん、その内容が事実であったり、
今後も約束できることであれば問題ありません。
しかし、
仮に自社のことを良く思ってもらうためとはいえ、
その内容が嘘や守れない約束なら問題です。
それどころか、
少し内容を盛った程度でも危険があります。
経営者から話を聞くことで、スタッフは
それらが今後も守られるものだという
期待を持ち続けます。
そして、その期待の高さに比べて
事実の水準が低かった場合には、
その落差は不満に変わってしまうのです。
そこで、スタッフの不満を予防するためには、
『スタッフの期待をマネジメントする』
という視点が大切です。
目の前の好感度獲得だけに流されず、
適度な期待で良好な関係を維持し続けることも
少し意識していきましょう。
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