実践ノウハウ
実践ノウハウ
作成日:2018/09/30
社員の低いモチベーションを上げる方法



こんにちは、岸本です。

 

いきなりですが、

みなさんにお聞きしたいことがあります。

 

「みなさんは今、イキイキと働いていますか?」

 

ぜひ1分間でいいので、心を落ち着かせて

自分自身に問いかけてみてください。

 

イキイキというのはあくまで状態であり、

そうした状態になるためには

何かの要素やきっかけがあるはずです。

 

では、イキイキと働くために

必要な要素やきっかけとは何でしょうか。

 

■経営者がイキイキと働ける理由

 

わたしはセミナーでも

同じ質問をよくしますが、

反応は様々です。

 

もちろん、業種や役職、

その時の個人的な状況によっても

回答が変わってくるのだと思います。

 

それでも、比較的経営者の方に尋ねた場合、

「イキイキと働いている」と答えられる

割合が高くなっています。

 

その理由を一言でいうと、経営者は

「自分の仕事に『やりがい』を持ち、

 『報酬』をイメージしやすい立場にある」


からです。

 

つまり経営者は、好きなことや楽しいこと、

使命感をもってやることなど、

やりがいの源泉に繋がる様な

仕事をする意味や目的を既に持っています。

 

また、お金や達成感、経験、成長など、

仕事で成果を出した後のご褒美を

自ら決定できる立場にあります。

 

こうした、やりがいを持ち

報酬をイメージできる立場にあることが、

比較的多くの経営者が

イキイキと働いていると感じられる

大きな要因ではないでしょうか。

 

■従業員の本音と建て前

 

では、従業員はどうでしょう。

 

面談時に同じように

「みなさんは今、イキイキと働いていますか?」

という質問をすると、

そこそこの割合でこんな答えが返ってきます。

 

「別に…」

 

わたしは何も、

やる気のない従業員が多いということを

言いたいのではありません。

 

でも、これは事実です。

 

もう一度、

経営者がイキイキと働ける理由を考えてみると、

従業員がイキイキと働けない理由にも

納得がいきます。

 

まず、

 

・従業員が自分から

 仕事をする意味や目的を

 探そうとするでしょうか?

 

そして、

 

・成果を出した後のご褒美を

 自ら決定したりイメージしたり

 するでしょうか?

 

従業員の意思や良い悪いということではなく、

従業員という立場上、こうした「やりがい」や

「報酬」をイメージしたりすることが困難で、

「何となく生活さえできればいい」という感覚で

働いている従業員も多いはずです。

 

これは、採用面接時に

 

「この業界で働きたい」

 

「この会社で働きたい」

 

「この仕事をやりたい」

 

と志望動機をどんなに積極的に話していた

従業員についても同じです。

 

■従業員にイキイキと働いてもらう方法

 

自社の従業員にイキイキと働いてもらうには、

経営者が持っている「やりがい」や「報酬」を

従業員にもイメージしてもらうことが

近道となります。

 

注意すべきは、待っていればいつか

従業員が自然に気づいてくれるだろうという

甘い考えではいつまで経ってもうまくいかない

という点です。

 

従業員のやりがいや報酬のイメージを

少しでも明確かつ具体的に持たせるためには、

企業側からの積極的そして戦略的な

見える化と教育が必要です。


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