作成日:2024/03/21
コーチング例:仕事のモチベーションを高めたい
※掲載可能な範囲で一部内容の変更や省略を行っています。
岸本
岸本
では、はじめましょう。Aさんは、仕事に対するモチベーションで悩んでいるんですか?
Aさん
はい。最近、仕事をしていても楽しくなくて・・・。頑張ろうという気が起きないんです。
岸本
最近ということは、以前は楽しい時期もありましたか?
Aさん
・・・そういえば、最初からあまり楽しいと感じたことはなかったかもしれません。
岸本
これまで1度も楽しいと感じたことはなかったですか?
Aさん
いや、ありますね。複雑でややこしい資料の作成を頼まれて、最初ちょっと嫌だったんですけど、それをやり終えたときはすごく達成感がありました。
岸本
いつ楽しいと感じていましたか?やり終えたとき?
Aさん
やり終えたときは楽しいというより、「やったーっ」ていう達成感でしたね。楽しいと感じていたのは作業しているときだと思います。
岸本
ちょっとその時のことを思い出してみてもらっていいですか?
Aさん
はい・・・ ・・・ ・・・。
岸本
なにがAさんを楽しくさせていそうですか?
Aさん
複雑でややこしい情報がキレイに整理されていくのが楽しい感じです。
岸本
他にはなにかありますか?
Aさん
資料の完成に向けてどんどん近づいていってる感じが楽しいです。
岸本
なるほど!どんどん近づいていってる感じですね。過去に同じような感覚を味わったことはありますか?
Aさん
あぁ、あります!あります!学生時代の部活の試合に向けて練習しているときです。なんか、目標に向けて積み上げていく感覚が好きなのかも。
岸本
今のその感覚と、さっき言ってた楽しくない仕事、そこから何か感じることはありますか?
Aさん
・・・ゴールを意識できてるか・・・かな。楽しくない仕事をしてると感じるときは、大体同じ作業の繰り返しみたいになって、淡々とこなすことが目的になっている気がします。
岸本
楽しく感じるときは?
Aさん
作業の先をイメージできている感じがします。この作業が何につながっていくのか、とか、誰の役に立っていくのか、とか。
岸本
作業の先をイメージですか、たしかにそうかもしれませんね。モチベーションを高めるためにすぐにできそうなことはありますか?
Aさん
はい、まずは仕事に取り組む前に「この仕事はなんのためにやるんだっけ?」ということと、どんなに小さくても「誰の役に立てるんだろう?」ということを考えるようにしようと思います。それから、作業のゴールと積み上げる感覚も意識するようにします。
岸本
わかりました!実践してみた結果を、また次回聞かせてください。