実践ノウハウ
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作成日:2020/10/13
自主性と主体性の違い



経営者の方の多くは、

「スタッフにもっと主体的に働いてもらいたい」

と感じられたことがあるのではないでしょうか。


一方で、「主体的」ということについて、
具体的なイメージを持たれていないことも多い様です。


みなさんにとって
「スタッフが主体的に働いている状態」とは、
どんな状態をイメージされているでしょうか。


例えば、

「@こちらが言う前に、率先してやってよ!」

という感じでしょうか?それとも、

「Aもっと自分で考えてやってよ!」

という感じでしょうか?


しかし、

@は「やるべきこと」が決まっていますが、

Aは「やるべきこと」が決まっていません。


一般的に、

・@「やるべきこと」が決まっている状態で、
  こちらが言う前に率先してやること
  =自主性

・A「やるべきこと」が決まっていない状態で、
  自分で考えて責任を持って行動すること
  =主体性

と別の言葉で表現する様に、
@とAは似て非なるものです。


誤解を恐れずに言うと、ポイントは、

“自分の頭で物事を考えるか、考えないか”

です。


もちろん、
全てにおいて主体性がよくて
自主性ではだめという訳ではありません。


明確にやるべきことが決まっていることを
率先してやってくれることこそ望ましい、
という職種や業務もあるはずです。


一方、

やり方はいくらでもあるから、
その場の状況を把握しながら
自分で考えて責任を持って行動することが必要、
という職種や業務もあります。


自主性と主体性は
場面に応じてどちらも必要であり、
使い分けが可能です。

そして、スタッフが
自主性や主体性を発揮できるかどうかは、
経営者側の指示の仕方も関係しています。


“自主性を発揮させる指示の仕方と、
 主体性を発揮させる指示の仕方の違いは?”


また、みなさんが望まれているのは、


“スタッフの自主的な働き方なのか?
 それとも主体的な働き方なのか?”


改めて”主体的に”考えてみてくださいね。


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