作成日:2020/11/19
コーチングの注意点と役割
コーチングをする際は、
コーチ自身の好み、意見、価値観、信念、評価
などは一旦脇に置いておくてことが必要です。
つまりコーチは、
・自分はあまり好きではない
・自分としてはこう思う
・自分の信念には合わない
などの主観を持ち込むべきではないのです。
なぜなら、あくまで課題を解決するのは
クライアント自身であり、コーチは
そのために必要な情報や行動や感情を導く
サポートをするだけの存在だからです。
また、クライアントから持ち込まれる課題は
・キャリアアップ
・職場の人間関係
・健康や家族
など様々なテーマがあります。
しかし、その背景には、
“充実した人生を送りたい”
という根源的な願いが隠れています。
ですので、目の前の課題を解決したら
それでおしまいということではなく、
クライアントの人生全体から見たときに
その課題の解決がどんな意味をもつのかまでを
コーチは意識しておく必要があります。
ちなみにここで言う“充実”とは、
毎日楽しくないとだめだとか、
楽ができるとか、
そういうことではありません。
ここで1度、あなたの
最も充実していた頃を思い出してみてください。
・大会に向かってきつい練習をしていた日々
・プロジェクトの実現のために
毎日遅くまで作業をしていた日々
など、ただ楽しいというものではなかったけど、
目標を目指して取り組んだ1つ1つの行動や
目標達成までの苦労や努力を積み重ねる過程
で充実感を得たこともあったのではないでしょうか。
人によって充実を感じるポイントは異なるので
クライアントがどんな時にイキイキするのか
ということはとても大切な情報になります。
この“どんな時にイキイキするのか”は、
個々のクライアントが自身の価値観に沿った
決定や行動ができているかと密接に関連していて
コーチングの成果にも大きく影響するので、
コーチはクライアントの価値観まで
考慮することが必要です。
この様にコーチングは、
自分や他人の人生にまで影響を与える
大きな可能性を秘めたスキルです。
そして、コーチの最大の役割は、
クライアントが充実した人生を手に入れるための
“最初の一歩を踏み出す勇気やきっかけを与える”
ことなのです。
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